オーツミルクの味の特徴
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オーツミルクの味は、豆乳のような独特の風味や、アーモンドミルクの軽やかさとは異なり、穀物由来の自然な甘みとクリーミーな口当たりが特長です。
商品によってはクセを感じるものもありますが、比較的クセが少ないものが多く、コーヒーの風味を邪魔しにくいと評価されています。
【実践編】分離しないオーツミルクラテの簡単レシピ

オーツミルクラテのおいしさは、コーヒーとミルクのバランスで決まります。
まずは、分離せずにおいしく作れる基本的なレシピをご紹介します。
準備するもの(1 杯分)
- コーヒー:40ml〜60ml
エスプレッソ、または濃いめに淹れたドリップコーヒー(深煎り推奨) - オーツミルク: 120ml〜150ml
ポイント: 手に入る場合は、なるべく「バリスタ向け」と記載のあるものを選びましょう。 - 器具
ミルクフォーマー(電動または手動)
ミルクを温める小さな鍋、または電子レンジ対応の容器
(お好みで)温度計
ステップバイステップ:おいしいオーツミルクラテの作り方
- コーヒーを淹れる
エスプレッソマシンがある方はエスプレッソを抽出します。
ない場合は、ドリップコーヒーやフレンチプレスで、通常よりも豆の量を多めにするか、お湯の量を減らして濃いめのコーヒーを淹れます。 - オーツミルクを温める
ミルクを小さな鍋に移し、火にかけます。または、耐熱容器に入れて電子レンジで温めます。
おいしくつくるコツ
沸騰させないようにしましょう。
目安は 60℃〜65℃ です。温度計がない場合は、鍋のふちに小さな泡が立ち始めるか、指で触れて少し熱いと感じる程度で火から下ろします。
温めすぎは分離の最大の原因になります。 - オーツミルクを泡立てる
温めたミルクをミルクフォーマーで泡立てます。
ラテアートを描きたい場合は、ミルク全体の 3 割程度が泡になるように、表面近くで空気を入れ、その後はフォーマーを沈めてミルク全体を滑らかにかくはんします。ふんわりとした泡を楽しみたい場合は、お好みの泡立ちになるまでしっかり泡立てます。 - コーヒーにミルクを注ぐ
先にカップにコーヒーを注ぎ、その上から泡立てたオーツミルクをゆっくりと注ぎ入れます。
これで、クリーミーなオーツミルクラテの完成です。
【知識編】オーツミルクラテが分離する原因と解決策

オーツミルクラテが分離してしまう理由は、主に 3 つあります。
原因 1 ミルクの種類:バリスタ用と通常タイプの違い
市販のオーツミルクには、そのまま飲むことを想定した通常タイプと、ラテ用に開発されたバリスタエディション(バリスタ向け)があります。
| 通常タイプ | そのまま飲むのに適した味わいで、さらりとした口当たりが多い |
| バリスタエディション |
分離しにくい 泡立ちが良い |
ご自宅で作ると分離してしまう場合、多くは、通常タイプのオーツミルクを使っている可能性があります。
もちろん通常タイプでも作れますが、お店の味に近づけたい場合はバリスタエディションを選ぶこともおすすめです。
原因 2:ミルクの温度:温めすぎると分離してしまう
オーツミルクに含まれる植物性のたんぱく質は、高すぎる温度(約 70℃以上)になると性質が変わり、固まりやすくなります。
これが、熱いコーヒーと合わさった時に分離してしまい、モロモロとした口当たりの悪さの原因となります。
60℃〜65℃の適温を守るとよいでしょう。
原因 3:コーヒーとの相性:酸味の強いコーヒーに注意
意外と見落としがちなのが、コーヒー豆との相性です。オーツミルクは、酸味が強いものと混ざると分離しやすくなる性質があります。
したがって、ラテに使うコーヒーは、酸味が穏やかで、コクや苦味、甘みのある深煎りの豆を選ぶのがおすすめです。
【応用編】オーツミルクラテを、もっとおいしく、自分好みに

おいしいオーツミルクラテを作る上で、ベースとなるコーヒー豆の品質は大切なポイントです。
オーツミルクの優しい甘みとコクには、酸味が穏やかで、ナッツやチョコレートのような風味を持つ深煎りのコーヒー豆が調和します。
imperfect では、こうしたオーツミルクラテとの相性を追求した高品質なコーヒー豆を多数取り揃えています。
アレンジいろいろ「カスタム」アイデア
「カスタム」も、おうちカフェの醍醐味ですよね。
基本のラテをマスターしたら、次はあなただけのアレンジを加えてみませんか?
1. 甘さの追加
「ラテに甘みは欲しいけど、白砂糖は控えたい」という方へ、体に優しく風味も良い甘味料の選択肢をご紹介します。
| 甘味料の種類 | カロリー/糖質 | 風味・特徴 |
| ラカント / ステビア | カロリー・糖質ゼロ | 砂糖に近い自然な甘さ |
| はちみつ / メープル | あり(ミネラル含む) | 独特の豊かな風味や香ばしさをプラス |
| てんさい糖 / オリゴ糖 | あり(腸活にも) | まろやかで優しい甘さ |
2. 風味の追加
手軽な風味の「カスタム」として、スパイスの追加もおすすめです。
定番のシナモンパウダーを振りかけるだけで、香りが豊かになります。
また、カルダモンやナツメグ(いずれも少量)を使えば、エキゾチックな味わいを楽しむことができます。
【Q&A】オーツミルクラテのカロリーや健康に関する疑問を解決

オーツミルクを選ぶ方は、健康への関心が高い方も多いはず。
よくある疑問にお答えします。
Q1. オーツミルクラテのカロリーと糖質は?
使用するオーツミルクの製品や量によりますが、一般的な目安(オーツミルク 200ml、無糖コーヒー)で、80〜100kcal 程度、糖質は10〜15g 程度です。
これは、同量の牛乳(約 130kcal、糖質約 10g)と比べるとカロリーは低めですが、糖質はやや高めになる傾向があります。
無調整豆乳(約 90kcal、糖質約 6g)とも近い値です。
Q2. 他のミルク(牛乳・豆乳)と比べて太りやすい?
「1 番太らないミルクは何ですか?」というご質問をいただくことがありますが、「このミルクだから太る/太らない」と断言することはできません。
オーツミルクは牛乳より低カロリー・低脂質ですが、糖質は高めです。
一方、豆乳は脂質が多めですが糖質は低めです。
Q3. オーツミルクは体に良いの?
オーツミルクには、オーツ麦由来の食物繊維が含まれていることが知られています。日々の生活で不足しがちな栄養素を、ラテで少し補えるのは嬉しいポイントですね。
まとめ:おいしいオーツミルクラテで、豊かなおうちカフェ時間を

オーツミルクラテを自宅でおいしく作るコツは、
- バリスタエディションのミルクを選ぶ
- 60℃〜65℃に適温を保つ(温めすぎない)
- 酸味の少ない(深煎り)コーヒーと合わせる
の 3 点です。
これらのポイントを押さえれば、分離せず、クリーミーでおいしい 1 杯がきっと作れます。
ぜひ imperfectのコーヒー豆で、あなただけの特別なオーツミルクラテをお楽しみください。
