.jpg?height=200&name=pixta_49019242_M%20(1).jpg)
目次 コーヒー豆とカカオ豆は同じもの？ コーヒー豆とは何か（コーヒー豆の正体と特徴） コーヒーノキの果実、コーヒーチェリーの種子 コーヒーベルトが育む香り 発酵・乾燥・焙煎が生み出す多様な味わい...
コーヒーは大好きだけど、時間帯や体調によってはカフェインを少し控えたいな、と感じることはありませんか？
そんな時に心強い味方になってくれるのが、「デカフェ」や「カフェインレス」と書かれたコーヒーです。
日本では、どちらもカフェインを90%以上除去したコーヒーという共通の基準で表示されています。では、何を基準に選べば良いのでしょうか。その答えは、言葉の違いよりもどのようにカフェインが取り除かれたかというプロセスにあります。
この記事では、毎日のコーヒータイムがもっと豊かになる、こんな情報をお届けします。
- カフェイン除去製法の違いと、風味や安全性への影響
- デカフェ・カフェインレスに関するよくある疑問
- シーン別のおすすめな選び方
ご自身の価値観に合った、とっておきの一杯を見つけるお手伝いができれば幸いです。
|
目次 |
言葉の違いの先にある、本当に大切なこととは？
カフェインを取り除くプロセスは、コーヒーが持つ本来の風味や、私たちの身体にとっての安心感を左右する、とても大切なポイントです。主な製法には、次のような種類があります。
- 薬品で取り除く方法（有機溶剤抽出法）
化学薬品（有機溶剤）でカフェインを溶かし出す、古くからある方法です 。効率的に除去できる一方で、コーヒー豆に薬品が残らないか気になる、という方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、国内で流通するコーヒーについては日本の食品衛生法が定める基準値以下に管理されています。
- 二酸化炭素で取り除く方法（超臨界二酸化炭素抽出法）
二酸化炭素に高い圧力と温度をかけてカフェインを抽出します。
化学薬品を使わないため安全性が高いとされていますが、大規模な設備が必要になるという特徴があります。
- 水で取り除く方法（ウォータープロセス）
近年、品質にこだわるスペシャルティコーヒーの世界で特に注目されているのが、化学薬品を一切使わず、水だけでカフェインを除去する方法です。
コーヒー豆への負担が少なく、繊細な風味を損ないにくい上に、安全性が非常に高いのが魅力です
メキシコの天然水が生んだ、マウンテン・ウォーター製法
ウォータープロセスの中でも特にこだわり抜いた「マウンテン・ウォーター製法」というものがあります。
この製法で使うのは、メキシコで最も高い山「ピコ・デ・オリサバ」の氷河から採れる、清らかな天然水だけ。一度、この水にコーヒー豆を浸してカフェインを含む全ての成分を溶け出させ、特殊なフィルターでカフェイン分子のみを取り除きます。
こうしてできた「カフェイン以外のコーヒー成分で飽和した水」に新しい生豆を浸すと、浸透圧の働きで、生豆からはカフェインだけが抜け出し、コーヒー本来の風味やコクは豆の中にしっかりと残る、という仕組みです。
Q&A｜デカフェ・カフェインレスのよくある疑問
ここでは、デカフェやカフェインレスを選ぶ際に多くの方が抱く疑問について、一つ一つお答えしていきます。
Q1.デカフェやカフェインレスコーヒーは、体に良いのでしょうか？
はい、カフェインの摂取を控えたい方にとっては、多くのメリットがあると言えます。カフェインの採り過ぎで起こりうる睡眠への影響や胃への負担などを避けることができます。
Q2.デカフェとカフェインレス、カフェインがより少ないのはどっち？
日本で販売されているコーヒーに関しては、どちらも同じ基準ですので、カフェインの量に違いはありません。
言葉の本来のニュアンスや、海外の基準に関する情報が混ざって、違いがあるように感じてしまうことがあるかもしれません。
Q3.コーヒーの香りのリラックス効果はデカフェでも得られますか？
もちろんです。
コーヒーの香りは、カフェインの有無とは関係ありません。むしろ、カフェインによる覚醒作用がないデカフェの方が、純粋に香りによるリラックス効果を心ゆくまで楽しめる、と言えるかもしれません。
こんなシーンに、こんな一杯を
具体的にどのようなシーンで、どのコーヒーを選ぶのが良いでしょうか。いくつか例をご紹介します。
シーン1：夜、寝る前のリラックスタイムに
一日の緊張を解きほぐし、穏やかに眠りにつきたい夜には、コーヒーの香りが豊かなデカフェを選んでみませんか？丁寧な製法で作られたものは、豆本来の香りをしっかり保っています。
シーン2：日中のコーヒー、少し量を減らしたいな、と感じた時に
コーヒーは好きだけど、最近少し飲み過ぎたかも...と感じたら、一日のうち何杯かを、デカフェに置き換えてみましょう。豆の個性を大切にする製法を選べば、美味しさはそのままに、カフェインの摂取量だけを上手にコントロールできます。
imperfectのデカフェが、特別な3つの理由
imperfectのデカフェは、ただカフェインを取り除いただけではありません。そこには、美味しさと安心を両立するためのこだわりが詰まっています。
1. ピコ・デ・オリサバの氷河天然水を使ったマウンテン・ウォーター製法
化学薬品を一切使わず、メキシコ最高峰の山「ピコ・デ・オリサバ」の清らかな氷河天然水だけでカフェインを99.9％除去。高い安全性と豊かな風味を両立しています。
2. 豊かな風味を持つ、高品質なコロンビア産コーヒー豆
デカフェであっても、味わいの主役はコーヒー豆そのものです。豊かなコクとまろやかさ、そしてナッツのような優しい甘みが特徴の、高品質なコロンビア産コーヒー豆を厳選しました。
3. あなたの「おいしい」が、だれかの「うれしい」に
imperfectは、「Do well doing good. （いいことをして、世界と社会をよくしていこう。）」というミッションを掲げています。商品を選ぶ楽しさが、その先の社会貢献へとつながる。そんな仕組みを通じて、お客様の一杯が、コーヒー農家や地球環境の未来を支える大きな一歩となり、だれかの「うれしい」につながっていきます。
どう作られたかで選ぶ、これからのコーヒー
デカフェとカフェインレスの違いから始まった今回の話しは、いかかでしょうか。
言葉の違いと、どのようなプロセスで、誰のために作られたかという背景に、少しだけ目を向けてきました。
身体にやさしい安全な製法か、風味を損なわない製法か、そして、その一杯が作り手や地球の持続可能な未来に繋がっているか。
これからのコーヒー選びは、そうした目に見えない価値まで含めて、自分自身の価値観で選んでいく時代へと変わっていくのかもしれません。
imperfectのデカフェは、おいしさと安全、そしてその背景にあるストーリーを大切にしています。ご自身のライフスタイルに合わせて、この一杯を日常でお楽しみいただけたら幸いです。
