• TOP
  • ブログ
  • 【実施報告】サステナブルプロジェクトシーズン2をブラジルで実施

【実施報告】サステナブルプロジェクトシーズン2をブラジルで実施

02-1 (1)

2019年からimperfect株式会社(以下、imperfect)が実施している「世界と社会をよくしていくプロジェクト」。2024年5月現在、プロジェクトはシーズン5を迎えていますが、今回はこれまでに実施したプロジェクトをご紹介します。

シーズン2では、プロジェクトテーマ「平等:女性たちの農の学びを支えて平等な社会を!」がお客様の投票によって選ばれ、実施されました。

 

「世界と社会をよくしていくプロジェクト」とは?

d55712-14-594766-1

imperfectは、活動をスタートさせた2019年以来、Do well by doing good. 活動の一環として「世界と社会をよくしていくプロジェクト」を実施してきました。
このプロジェクトは「みんなで世界と社会をよくしていきたい」、「誰もが社会課題の解決に関われるようにしたい」という想いから生まれた取り組みです。

1年間の投票期間をワンシーズンとし、毎シーズンで設定する「環境」「教育」「平等」の3つのプロジェクトテーマの中から、imperfectの店舗にご来店いただいたお客様や、Webメディア『Do well by doinng good.jp』の読者の皆さまが参加できる投票システムを通じて、実際に現地で実施するプロジェクトが1つ選ばれてきました。

今回のプロジェクトシーズン2(投票期間:2020年4月~2021年3月)では、「平等」をテーマにしたプロジェクト「女性たちの農の学びを支えて平等な社会を!」が選ばれ、ブラジルのコーヒー農家の女性たちとともに現地でさまざまな活動を行いました。
なぜブラジルのコーヒー農園なのか、どのようなプロジェクトが行われたのかを実際の風景とともにご紹介します。

 

プロジェクトの舞台ブラジルにある男女不平等

03-1

コーヒーの主要生産国であるブラジルにおいて、農業分野で働く女性は、不平等な状況に直面しています。彼女たちは十分な教育の機会を得ることができず、仕事においては単純作業を繰り返す仕事に就かざるを得ないと言う文化的背景がありました。
ブラジルの男性と比較すると、男性の労働時間よりも週7.5時間も長く働いているにもかかわらず、収入は男性の平均年収よりも30%低い、という厳しい現実があります。
十分な教育の機会を与えられていないことから、ブラジルの女性たちの活躍の場は、大きく制限されてしまっているのです。

そこで、皆さまの投票により選ばれた今回のプロジェクトシーズン2では、この男女間の不平等を解消し、女性たちに平等な学びの機会を提供することを目指しました。
具体的には、コーヒー栽培にかかわる教育プログラムの受講を通じて、農業に関わるスキルの向上を図り、女性たちが関わることのできる業務の幅を広げることで、コーヒー農園で働く女性たちの活躍の場を増やしていくことを目指しました。

 

コーヒー栽培の技術や農園経営を学ぶ

01-1

今回のプロジェクトは、「世界と社会をよくしていくプロジェクト」を実施しているimperfectと、ブラジルの女性主体のコーヒー農園を支援する団体「カフェ・デラス」が共同で実施しました。
プロジェクトの中では、6人の女子学生に対して、コーヒー農園の経営に必要な知識や技術を学ぶための教育プログラムの提供と支援を行いました。

プログラムの中には、カフェ・デラスと提携しているコーヒー農園を運営する女性経営者と交流するワークショップも設けられました。
このワークショップは、女子学生たちが将来目指すべき経営者の姿として、女性経営者から豊富な知識と貴重な実体験を聞き、学ぶことができる機会となりました。

女子学生たちはこのプロジェクトを通じて、様々な技術を学ぶとともに、より自身の能力や希望する条件にあった仕事に就くことで、将来的な収入増加を目指します。
imperfectは、この6人が将来活躍していくことはもちろん、プロジェクトを通じてコーヒー農園全体の技術力が向上し、ひいてはコーヒー豆そのものの品質向上と安定した生産の実現など、さらなる影響が周囲に広がることも期待しています。
実際、コーヒー生産の現場では、緻密な管理や作業に長けた女性たちの能力が、徐々に認められてきており、今後ますます女性の活躍が期待されることでしょう。

 

女性たちの社会での平等な活躍を願って

04-1

「世界と社会をよくしていくプロジェクト」のシーズン2「女性たちの農の学びを支えて平等な社会を!」は、多くの方々からの投票をいただき実現することができました。

このプロジェクトを通じて、参加した6人の女子学生たちがコーヒー業界でプロフェッショナルとして成長し、平等な社会で活躍することを強く願っています。また、この取り組みが女性たちの活躍が当たり前な、より良い世界へと繋がるきっかけとなれば幸いです。