近年、SDGsへの関心が高まり、日本でも環境や生産者に配慮された「エシカルな」コーヒーも増えてきています。
今回の記事ではエシカルコーヒーの
について解説します。
目次
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エシカルは「倫理的な」「道徳的な」という意味を持ちます。
エシカルコーヒーとは、コーヒーの生産や取引の過程において、生産者や環境、社会に対する倫理的な配慮がなされているコーヒーを指します。
例えば、下記のような観点で倫理的な配慮がなされているかどうかがポイントとなります。
フェアトレード (公正な取引) | 生産者に対して公正な価格が支払われ、適切な労働条件が保障されていること。 |
環境への配慮 | 環境に配慮した農法で、環境負荷を最小限に抑えること。 |
社会的責任 | 地域社会や労働者の福祉を考慮した取り組み、女性差別や児童労働がなく、労働者の安全な作業環境の提供などが行われていること。 |
コーヒーを飲む場所があると、部署や役職を越えた社員同士が気軽に集まれるきっかけになります。
会議室ほど堅苦しくなく、デスクほど作業モードでもない“ちょうどいい空間”が新しいアイデアや連携を生むこともしばしば。
コーヒーを介した何気ない会話から、プロジェクトが円滑に進んだり、メンバー間の信頼感が高まったりするケースも多く、企業文化の活性化に直結するメリットがあります。
「サステナブル」と「エシカル」はどちらも社会や環境、人に配慮する考え方ですが、焦点を当てているポイントが少し異なります。
言葉の意味 | 重視しているポイント | |
サステナブル |
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【未来に向けた持続可能な取り組みを重視】 次の世代にも良い社会影響を与え、資源や環境が枯渇しない未来を目指す、長期的に社会が続くための仕組みを作ることに重点を置いています。 |
エシカル |
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【人や社会、環境に配慮した思考・行動を重視】 主に「公正な取引」や「社会的責任」に焦点を当て、生産過程で人々の権利や福祉を守り、平等で公正な社会を作ることを目指すことに重点を置いています。 |
重視しているポイントは厳密に言うと少し違いますが、どちらもより良い未来を作るための重要な要素になります。
「エシカルコーヒー」も「サステナブルコーヒー」も実際はそこまで厳密に区別されておらず、どちらも生産者や環境に配慮され、持続可能な取り組みのもと私たちのもとに届くコーヒーのことを指しています。
エシカルコーヒーは、森林伐採を避け、木々の陰を活用した栽培方法が採用されている場合があります。森林伐採を避けるような生産の過程で野生動物の生息地が守られ、生態系のバランスを保持できるのです。
また、有機農法などの農業技術を取り入れ、土壌や水質を守り、未来の世代も安心してコーヒー栽培を続けられるような生産方法を採用している場合も。
森林伐採を避けたり、生態系のバランスを守ることで、二酸化炭素の排出量削減にもつながるため、気候変動の緩和にも寄与し、地球温暖化対策としても効果を発揮します。
コーヒー生産者が小規模農家の場合、市場価格よりも不当に安価で仕入れられてしまう場合もあると言われています。
しかし、生産者に公正な価格が支払われるようなしくみで流通されたコーヒーを消費者が選択することにより、生産農家は安定した収入と生活を得ることができます。
教育や医療に投資できるような生活は、持続可能な地域社会の発展を促します。
▼参考記記事
【サステナブルコーヒーとは】 環境と社会に優しくおいしいコーヒーについて
imperfectではコーヒー農家の人々の生活や自然環境に配慮された最高等級のコーヒーを取り扱っています。特に人気の2つをご紹介します。
特徴…ブラジル特有のナッツやアーモンドの風味が感じられる、落ち着いたバランスを持つコーヒー。
取り組み…水資源・原生林の保全、生物の多様性をテーマに、農園での植林や養蜂に取り組むことに加えて、農園で働く方々のジェンダー平等にも取り組んでいます。
特徴…オレンジのようなほのかな酸味と、スパイスやカカオのような風味を感じられるコーヒー。
取り組み…リントンバタクは、少数民族であるバタク族が丁寧に手積みしたコーヒー豆。少数民族の多様性を尊重しながら、安定的な調達を支援しています。
imperfectは、「あなたの『おいしい』を、だれかの『うれしい』に。」を目標に掲げ、社会的・環境的価値の高い取り組みを通じて生産されたコーヒーやカカオ、ナッツなどの素材を使用し、お客さまにおいしく召し上がっていただく商品を取り揃えています。
「たとえ不完全(imperfect)でも自分たちにできることから取り組み、世界と社会を少しでもよくしていこう」という想いのもと、世界中の農家の方たちとともに持続可能な社会の実現に向けて取組んでいきます。
imperfectは今後も、「たとえ不完全(imperfect)でも自分たちにできることから取組み、世界と社会を少しでもよくしていこう」という想いのもと、世界中の農家の方たちとともに持続可能な社会の実現に向けて取組んでいきます。