imperfect MAGAZINE

夏を心地よく。心と身体を整える、コーヒーとのつき合い方

作成者: imperfect|2025/07/26

夏の強い日差しが照りつける季節。キンキンに冷えたアイスコーヒーで涼をとるひとときは格別ですが、一方で、なんだか身体がだるかったり、夏ならではの不調を感じたりすることはありませんか?

実は、コーヒーとの付き合い方を少し見直すだけで、そんな夏の毎日をより快適に過ごすことができます。

今回は、暑い夏を気持ちよく過ごすためのコーヒーとのつき合い方についてまとめました。いつもの一杯が、心と身体を整えるきっかけになる。そんな発見のヒントになれば嬉しいです。

目次
 
夏に嬉しい、コーヒーが秘める3つの力
 
 
 

アクティブに過ごしたい日の、心強いパートナーとして

 
 
 
 

夏に嬉しい、コーヒーが秘める3つの力

暑い夏にコーヒーと聞くと、少し意外に感じられるでしょうか。ですが、その個性豊かな味わいや香りが、夏の様々な場面で頼りになることもあります。

なんだか気分が乗らない朝に、一杯の活力を

すっきりと目覚められない夏の朝。そんな時は、コーヒーの豊かな香りが気分を少しだけ変えてくれます。

コーヒーに含まれるカフェインは、私たちの気分をシャキッとさせてくれることで知られています。特に、浅煎りのコーヒー豆が持つ爽やかな酸味は、気分をリフレッシュさせ、心地よい一日を始めるためのスイッチとして活躍してくれます。

冷房が効いた室内で飲むホットコーヒーもおすすめ

屋外の猛暑とは裏腹に、屋内では冷房が効いている場所が多いもの。

そんな時こそ、ホットコーヒーを。夏はアイスドリンクが人気ですが、冷房の効いた中では温かいコーヒーもおすすめです。

湯気とともに香りも楽しみながら、ほっと一息ついて夏を乗り切りましょう。

アクティブに過ごしたい日の、心強いパートナーとして

薄着になり、活動的になる夏。コンディションを整えたい方にとって、コーヒーは心強いパートナーと言えそうです。

ご存知カフェインは、運動時のパフォーマンスを上げると言われています。アクティブに過ごしたい日の始まりに、一杯のコーヒーを取り入れてみるのもオススメです。もちろん、楽しむならブラックで。素材そのものの味わいを感じてみてください。

夏のシーンと気分で選ぶ、あなただけの一杯

コーヒーの味わいは、豆の種類だけでなく「焙煎度合い」によっても大きく変化します。まずはその違いを知ることで、豆選びがもっと楽しくなります

まずは知りたい、焙煎度合いによる味わいの違い

焙煎とは、コーヒーの生豆を煎る加熱作業のこと。熱を加える時間や温度の違いで、浅煎りから深煎りまで、色や香り・味わいが大きく変わります。

焙煎度合い

特徴

おすすめの飲み方

 

浅煎り

  • 豆本来のフルーティーな酸味が際立つ
  • 華やかで爽やかな香り
  • 苦味は少なく、軽やかな口あたり

ブラック(ホット/アイス)

コーヒートニック

 

中煎り

  • 酸味と苦味のバランスが最も良い
  • ナッツやチョコレートのような香ばしさ
  • マイルドで飲みやすい

ブラック(ホット/アイス)

カフェオレ

 

深煎り

  • しっかりとした苦味と深いコク
  • スモーキーで濃厚な香り
  • 酸味はほとんど感じられない

カフェオレ、ウィンナーコーヒー

水出しコーヒー、アフォガード


朝編:エチオピアの華やかな香りで、すっきりとした一日を

おすすめ:浅煎り・フルーティー系(エチオピアなど)

コーヒー発祥の地とされ、今もなお伝統的な農法が息づくエチオピア。その高原地帯の豊かな雨と昼夜の大きな寒暖差が、まるで果実のような華やかで複雑な酸味と、花のような甘い香りを持つコーヒー豆を育みます。

一口飲めば、レモンやベリーを思わせる爽やかなフレーバーが口いっぱいに広がり、夏の朝の気だるさを和らげてくれます。その豆が育った遠い国の風景を想像しながら、すっきりと目覚める一杯をお楽しみください。

午後編:グアテマラのストーリーとともに、安らぎのひとときを

おすすめ:中煎り・バランス系(グアテマラなど)

火山性の豊かな土壌に育まれたグアテマラのコーヒーは、チョコレートやキャラメルのような優しい甘みと、穏やかな酸味のバランスが絶妙です。その安定感のある味わいは、午後のリラックスタイムにぴったり。

imperfectでは、グアテマラのコーヒー農家を支援するため、シェードツリーの苗木を農園に植えるプロジェクトに取り組んでいます。

シェードツリーが土壌を豊かにすることで、品質の高いコーヒー豆が育ち、農家の安定した生産に繋がります。このコーヒーを味わうことが、現地のサステナブルなコーヒー栽培を支えている。そんなストーリーを感じながら、ほっと一息つきませんか?

週末編:週末を豊かにする、こだわりの一杯

おすすめ:深煎り・リッチ系(マンデリンなど)

休日は、時間をかけてじっくりとコーヒーを淹れるのも良いものです。インドネシア・スマトラ島で作られるマンデリンは、「スマトラ式」という独特の精製方法によって、ハーブやスパイスを思わせる個性的で重厚なコクが生み出されます。

大地を思わせるアーシーな香りと、長く続く深い余韻。その力強い味わいは、これからご紹介する水出しコーヒーやデザートアレンジにも最適です。日常から少し離れてじっくりと楽しみたい、その深く豊かな味わいが、あなたの週末をより充実したものにしてくれます。

おうちで楽しむ、夏のスペシャルティコーヒー


豆を選んだら、次は淹れ方にも少しだけこだわってみましょう。簡単なコツで、いつものコーヒーが格段においしくなります。

基本の淹れ方を、もっとおいしくする3つのコツ

  1. 豆の挽き方を使い分ける: 淹れ方に合わせて豆の挽き具合を変えるのが上級者への第一歩。ペーパードリップなら中挽き、水出しコーヒーなら少し粗めの中粗挽きがおすすめです。
  2. お湯の温度に気を配る: 最適な温度は90℃前後。沸騰したお湯を少し落ち着かせるのがポイントです。温度が高すぎると苦味や雑味が出やすく、低すぎると酸味が際立ちすぎることがあります。
  3. 蒸らしの時間を大切に: 最初にお湯を少量注ぎ、30秒ほど待つ蒸らし。このひと手間でコーヒー粉がふっくらと膨らみ、豆が持つ豊かな成分を余すことなく引き出すことができます。

夏のアレンジレシピで、楽しみ方を広げよう

自家製コーヒートニック

急冷式で淹れたアイスコーヒー(または水出しコーヒー)を、冷えたトニックウォーターで割るだけ。オレンジやレモンのスライス、ローズマリーを添えれば、見た目も華やかなカフェのような一杯が完成します。

ハニーナッツ・アフォガード

バニラアイスクリームに、濃いめに淹れた熱々のエスプレッソ(または深煎りのドリップコーヒー)をかけるイタリアの定番デザート。簡単なのに、心も身体も満たされる贅沢なデザートです。

夏の朝食に、フードペアリング

コーヒーと食べ物の組み合わせも楽しみの一つ。エチオピアのような華やかな酸味の浅煎りコーヒーには、フルーツを使ったデニッシュやタルトを。マンデリンのような深煎りコーヒーには、濃厚なチョコレートブラウニーやシナモンロールがよく合います。

一杯のコーヒーから始まる、生産地とのつながり


imperfectは、「あなたの『おいしい』を、だれかの『うれしい』に。」という想いを掲げています。

世界の食と農を取り巻く不完全(imperfect)な課題に対し、たとえ不完全でも自分たちにできることから取り組みたい。その想いのもと、社会的・環境的価値の高い取り組みを通じて生産されたコーヒーをお届けしています。

お客様がその一杯をおいしく楽しむことが、そのまま生産地の農家の方々の「うれしい」に繋がっていく。私たちは、そんな仕組みをお客様と共に育んでいきたいと願っています。

 imperfectは「あなたの『おいしい』を、だれかの『うれしい』に。」を目標に掲げ、社会的・環境的価値の高い取り組みを通じて生産されたコーヒーやカカオ、ナッツなどの素材を使用し、お客さまにおいしく召し上がっていただく商品を取り揃えています。

まとめ:自分らしい一杯で、最高の夏を。

コーヒーは、のどの渇きを潤したり、眠気を覚ますだけの飲み物ではありません。豆の産地や焙煎度合い、淹れ方を知ることで、楽しみ方は無限に広がります。

 一杯のコーヒーの背景にあるストーリーを知ることで、コーヒータイムはもっと豊かで、奥行きのあるものになるはず。

 この夏、あなただけの一杯を見つけて、自分らしいスタイルで最高の夏を過ごしませんか?